遠隔操作式芝刈り機で堤防の雑草管理の効率を向上

2025/09/27 15:04

堤防線に生える大量の雑草は、堤防の美観を損なうだけでなく、堤防の巡視・点検作業にも悪影響を及ぼしています。そのため、迎城河堤防管理課は「機械を主体とし、手作業を補助とする」という運用方式を採用し、効率的かつ的確な雑草対策に取り組んでいます。

「長い盛土線、重労働、タイトなスケジュール」という三重苦に直面した管理課は、綿密な調査と研究を重ね、盛土整備作業の「アクセル」を踏む新型のリモコン式芝刈り機を特別に導入しました。このリモコン式芝刈り機は、柔軟な操作性と効率的な刈り取りを特長としています。作業中は、安全な場所からリモコンで操作できます。本体は最大55度の傾斜地にも対応し、1時間あたり8ムー(約0.53ヘクタール)の作業面積をカバーできます。これは、手作業による除草作業の8~10倍の効率です。


リモコン式芝刈り機が堤防の雑草管理の効率を向上


開放的な盛土面や緩勾配の盛土法面では、リモコン式芝刈り機が「雑草除去ツール」のような役割を果たします。作業場所を問わず、雑草は3cm以下の高さまで正確に刈り取られます。これにより、雑草の根が盛土の土質構造を損傷するのを防ぐだけでなく、その後の盛土巡視や危険箇所点検作業の視覚的な障害も解消されます。

機械が届きにくい堤防法面の急峻な部分や堤防保安林付近では、手持ち式芝刈り機や高枝鋏などを使い、堤防除の「死角なし・網羅性」を徹底して丁寧に除草作業を行っている。

草刈り作業中、作業員は高温と複雑な地形という二重の課題に直面しています。堤防の一部には急勾配や溝があり、機械による作業は困難を極めます。しかし、作業員は作業基準を厳守して除草作業を行い、堤防の清潔さと安全性を効果的に確保しています。


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